いまさら聞けない?!伊勢名物の【赤福】についてのおさらい

赤福氷と赤福餅

300年以上の歴史をもつ銘菓|三重県、伊勢の名物【赤福】とは

伊勢名物「赤福」。名前を知っている方はとても多いと思います。さて、赤福と一口に言っても、いくらかバリエーションがあります。

もっともイメージされやすいものとしては、上記写真の右側に写っている「赤福餅(あかふくもち)」ではないでしょうか?ほかにも、「赤福ぜんざい」や、写真左の「赤福氷」なども存在します。

今回は、そもそも「赤福(あかふく)」とは?という部分に絞って、赤福のご紹介とおさらいをしていきましょう!有名な名前だけに、「赤福ってなに?」今更と聞けない・・そんな方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。

「赤福」って?

メジャーな「赤福餅」が誕生したのは、実は今から300年以上前。かなり歴史がありますよね。

その語源ですが、「”赤子”のごとく、いつわりのないまごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味をもつ「赤心慶福(せきしんけいふく)」ということばからとって、「赤福」と名付けたそうです。

また、 「赤心慶福(せきしんけいふく)」 は、お伊勢さん参りで参道を歩くときの「清らかな気持ちでまごころを尽くし、その人の幸せを自分のことのように喜ぶ」という、伊勢参りをする方の「心のあり様」を表しています。このように、「赤福」が伊勢名物である所以として、地域に根差した語源が存在しているという事が分かりますね。

「赤福」の特徴

赤福は、お餅の上に”こしあん”がのった、いわゆる「餅菓子」の一種です。

特徴的なその形ですが、実はこの形にも所以があります。伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどっているのです。水の流れをモチーフとしているわけです。餡につけた三筋の形は「流れる清流」、お餅が白いのは、「川底の小石」を表しているのです。そしてこの造形、創業300年以上の歴史の中で、創業当時から変わっていません。

伊勢参りの際にはぜひ訪れたい!「赤福本店」

赤福の本店は、伊勢神宮内宮より「おはらい町通り」を進み、「おかげ横丁」入口のほど近くに所在しています。重厚な佇まいに「赤福」と金色の文字で大きく書かれた看板があるので、直ぐにお分かりになるかと思います!

明治時代から続く歴史ある建物のため、商品の「赤福」だけではなく、建物自体の外観や雰囲気を楽しむこともできますね。

赤福餅をお土産として購入できるのは勿論ですが、ゆっくりと店内での飲食も可能です。店内はお茶を煎じている香りや豊かな香りをはらんだ湯気が立ち上り、現代を生きる私たちにとってはまさに日常の中の非日常。

お時間に余裕がある方は、是非立ち寄ってみられては。

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