和菓子は食べても太らない|これってウソ?ホント?和菓子にまつわる噂話!

和菓子は食べても太らない?

和菓子に限らず、私たちが日常的に口にする食べ物には様々なうわさがあります。「○○を飲みすぎると骨が弱くなる!」とか、「○○を毎日食べれば肌がきれいになる!」といった具合です。

一聞すると「ほんとかな??」と思う疑わしいものから、如何にもな理由があって信憑性が高く感じる話まで、様々な情報がありますよね。とはいえ、すべての情報をうのみにしていては、食べ物を食べること自体にストレスを感じてしまうこともあるでしょう。ですが、食べ物を口にしなければ体の調子を悪くしたり、活力が沸かないなどの悪影響があるため、食事は絶対に必要不可欠です。

ところで「和菓子」は、基本的な「食事」に比べ、絶対に食べなければならないというものではありません。毎日の食事において和菓子は決してメインディッシュではありません。きちんとした食事の合間に一息つきたいときや、親しい人や家族のだんらんの際に彩を添えてくれたり、その造形や食感、味覚を通じて楽しませてくれる「お菓子」です。

「和菓子は食べても太らない」という説もありますが、基本的な「食事」にプラスアルファで必要以上に「お菓子」を食べることは、結論から言えば「けして良い影響はない」という事がお分かりいただけると思います。

「和菓子は食べても太らない」と言われる理由

前述の通りですが、和菓子に限らず”食べ過ぎる”ということは決して体に良いことではなく、「太らない」という事は言えません。

ではなぜ【和菓子は食べても太らない】という噂が出たのでしょうか。それはずばり、和菓子によく使われる「材料」に由来します。小豆からなる「餡(あん)」がそのカギを握っています。

小豆が秘める、さまざまな素晴らしい機能!

和菓子は洋菓子と違い、その原料の多くが「植物性」のものを使用しています。「小豆」は特に様々な和菓子に使われる、人気の原料の代表格ですね。そしてこの小豆は、実に素晴らしい機能やメリットをもった食材なのです。

小豆は非常に栄養価も高く、ビタミンやミネラル、タンパク質や食物繊維のバランスに優れるなど、良い点を挙げればきりがありません。(過去記事にて詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください:こしあんと粒あんで栄養素が違う?和菓子の基本 あんこを知る

また小豆の栄養素の良さもさることながら、和菓子自体、そもそも洋菓子や他菓子類に比べて低カロリーなものが多く、「脂肪分が非常に少ない」という特徴もあります。

これらの理由により、「和菓子は太らない」と言われるようになったのではないでしょうか。

食べすぎに注意して「和菓子」を楽しみましょう!

如何に和菓子が「おいしくて美容と健康にもよい!」といっても【食べ過ぎては良くない=”太らない”とは言えない】という事がお分かり頂けたかと思います。

しかし、甘味を我慢して無理にダイエットをしたり、完全に食べることをやめたりしては、イライラしやすくなるなど、精神面に良くありませんよね。

食べすぎない様にだけ意識して、ティーブレイクの緑茶やコーヒーのお供に、お気に入りの和菓子をおひとつ。精神的な満足は体にとっても非常に重要です!ぜひこのコラムで紹介している過去記事も併せてチェックしてみてくださいね。

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