
そもそも「最中(もなか)」とは
日本の伝統的な和の菓子「最中(もなか)」。
ご存知の方も当然多いことでしょう。今回は、最中の名前の由来や関西の人気銘菓をご紹介します。さてその前に。いったん、この「最中(もなか)」について今一度おさらいしてみましょう!
最中の特徴
最中といえば、パリパリの皮とあんの甘みを楽しむことができるお菓子ですよね。見た目のバリエーションも多数あり、丸や四角のよく見かけるものから、菊や梅、季節のモチーフなどの文様や、かわいらしい動物の形など、実に様々な最中が存在します。
基本的には真ん中に餡が入っているのが特徴で、ちょっとシックなイメージがある最中ですが、現在ではお餅やアイスクリームなどが入った変わり種も存在しています!時代とともにリファインされている日本の菓子。それが最中なのです。
また、その他の特徴としては【比較的に日持ちが良い(商品にもよりますが、1週間~1ケ月程度日持ちするものも!)】という点もあります。これにより、お土産などでとても人気が高いのも納得ですね。(※「日持ち」に関する関連記事)
意外と知られていない、最中の”皮”について
最中の「皮」が何で出来ているのか、ご存知でしょうか?香ばしいパリッとした薄皮の正体。それは「もち米」なのです。つまり、最中の皮だけに限って言えば、煎餅のような「干菓子」のようなモノなのです。
今でこそ、最中は中に「餡」が入っていますが、最中が発祥したばかりのころは、実は今のように餡が入っておらず、まさに「干菓子」のような菓子だったといわれています。
「最中(もなか)」の名前の由来とその歴史
「最中」という文字は、「さいちゅう」や「さなか」とも読みますよね。さて、これらの言葉の意味は、【物事の真っただ中、真っ盛り、中央/まんなか】という意味があります。まさに「真ん中に餡が入っている」という様から、「最中(もなか」という名前が付いたとされる説があります。
また、今でこそデザイン含めバリエーションが増えた最中ですが、このバリエーションが増えた背景には金型技術の進化があります。明治以降~大正時代にかけていろいろなデザインが生み出されることとなりました。ですが、「元祖の最中」と言えるものが誕生したのは、諸説あるものの1,000年以上前の平安時代ともいわれています。
実に深い伝統を受け継いできたお菓子という事がお分かり頂けたのではないでしょうか。
関西のおすすめ!老舗の最中(もなか)をご紹介
ここからは当サイト「しろあん」でも掲載している、人気の最中をご紹介していきましょう。お取り寄せが可能なものもご紹介していきますので、ぜひご覧くださいませ。
【浪花屋菓子舗】思い出もなか

創業明治45年。浪花屋菓子舗の看板商品です。2日間かけて浪花屋製銅鍋で、気温にあわせて微妙に調整したあっさりしたもなかです。佐賀県産ひよくもち米の、ねばりけのある種と味わいがお楽しみいただけます。
【五層もなか本舗】五層もなか

姫路のお土産で人気の、姫路城型のもなかです。
創業60年の「五層もなか本舗」看板商品です。姫路城の石垣や破風まで細かく再現したもなかです。香ばしいもな皮に自家製法の甘さ控えめの栗入りの餡をはさみ、見た目だけでなく中身の餡も大変人気の一点。お椀に入れてお湯を注ぐと、なんとぜんざいにもなります!
如何でしょうか。本日は「最中(もなか)」に関する内容でお届けしてまいりました。まだまだ最中に関する関連記事もありますので、宜しければ併せてご覧くださいませ。