「涼しげ&ひんやり感」が決め手!|初夏に選びたい”夏の和菓子”

初夏から夏に選びたい和の菓子とは

気温が暖かくなり、夏に向かってどんどん日中は熱くなってくる「初夏」の季節。そんな時に食べたい和菓子は、やはり涼しげなものや、ひんやりとした口当たりのものですよね。

日本で生まれた「和菓子」は、もちろんそんな日本の四季にも反映されたものがたくさんあります。本日は、初夏から夏の季節にこそ選びたい和の菓子をご紹介しましょう。

ところで、日本の四季である「春夏秋冬」ですが、現在の暦以前のいわゆる【旧暦】では、夏は「4月~6月」を指します。そのようなわけで、和菓子の中にはこの季節感を表したものも多く存在します。

夏の季語でもあり、夏の訪れをあらわす「鮎(あゆ)」

「鮎(あゆ)」という魚は、日本に暮らす人々にはなじみ深い魚の一種ではないでしょうか。この鮎ですが、実は俳句でいうところの「季語」にも使われており、春は「若鮎」夏は「鮎」、秋は「落鮎」というように、日本の四季を表す存在でもあるのです。

そのようなわけで、やはり夏の菓子には「鮎をモチーフとしたもの」があります。

夏の限定菓子「香魚」
夏の限定菓子「香魚」
揖水の鮎
揖水の鮎

パリッとした焼き皮で鮎のモチーフを表現し、中には餡を入れるなど、最中のようなタイプの菓子が多く存在します。各店舗ごとに意匠が異なることも多く、見比べても楽しい和の菓子ですね。

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上品な甘みと涼やかな見た目といえば「水羊羹(みずようかん)」

夏を感じる和の菓子といえば、こちらは代表格かもしれませんね!広く人気を集める「水ようかん」はやはり外せないカテゴリーでしょう。なめらかな舌触りと涼やかな見た目は、初夏の手土産にも喜ばれること間違いなしです。

また、近年では水ようかんも様々な意匠がこらされたものや、現代的にアレンジされたものなどが多数存在します。まるでジェラートのような華やかさがあるものを選んでみるのも新鮮かもしれませんね!

果のしずく~フルーツ水ようかん~
果のしずく~フルーツ水ようかん~

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暑気払いにおすすめ!「屑(くず)&寒天(かんてん)」

屑や寒天といえば、ツルっとしたのどごしが人気の夏の定番素材です。そして、屑は「発汗作用」があるという事で漢方にも使われるように、まさに夏の暑気払いにはぴったりなのです!

以下、関連する過去の投稿です。「屑」についてはこちらで詳しくまとめておりますので、是非併せてご覧ください▽

この屑を使用して作る「屑餅」や「寒天」と合わせて季節のフルーツをミックスした「あんみつ」なども、夏の到来を華やか且つ涼やかに感じさせてくれることでしょう。

あんみつ
あんみつ
くず餅プリン
くず餅プリン

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「夏だからこそ」季節感のある和菓子で彩を。

和の菓子というと、やはり「餡子」を使用するものが多いというイメージが漠然とつきがちですが、決してそうではなく、様々なものがあります。

夏は日本の四季の中でも、ひときわ彩の多い季節です。この季節にこそ楽しめる和菓子を、今年は是非色々試してみては如何でしょうか!きっとお気に入りの一品に出会えるはずです。

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